よくある質問 FAQs


Frequently asked questions

Q1
レンズ角度やレンズ曲率半径を仕様としていない理由を、教えて下さい。

A1
仕様を簡易化するとともに、お客様が特性をよく把握できますように、弊社では、レンズドファイバの実際の出力特性を仕様にしています。物理的な形状から、実際の出力特性を予想するのには、複雑な計算が必要になるからです。レンズドファイバは、物理的に測定が難しいレンズ形状をしておりますが、仕様のスポットサイズと出力特性を持っています。

Q2
レンズドファイバに、ARコーティングをする利点を教えて下さい。

A2
一般的に、ファイバへのARコーティング(反射防止コーティング)は、ファイバ端面で反射し、ファイバに戻る光(後方反射光)の影響を減少させるのが目的です。レンズドファイバ/円錐レンズドファイバの場合、ARコーティングをすることで、最大で10%程度、カップリング効率が増加する可能性があります。ファイバ端面での反射が小さくなりますので、出力も増加するでしょう。

Q3
マルチモードファイバのレンズドファイバも、作製可能ですか。

A
作製可能です。レンズドファイバの特性はモード依存性を持ちますが、エタロン効果による影響を減らし、LDの安定性を向上させます。
コア径の大きいマルチモードファイバ(400/430um, 600/660um)に、ボールレンズドファイバなど各種のレンズドファイバを作製しました実績がございます。

Q4
円錐レンズドファイバとテーパーマルチモードファイバは、同じものですか。

A4
違います。テーパーマルチモードファイバは、大きなコア径を小さなコア径に変換するために、ある程度の長さにわたって、ファイバ全長をゆるやかにテーパー状にします。通常、テーパーマルチモードファイバは、両端にコネクタをつけて、異なる用途に使用されます。

Q5
標準スポットサイズを教えて下さい。

A5
円錐(コニカル)レンズドファイバの標準スポットサイズは、1um〜10umです。
標準スポットサイズ以外も作製可能ですので、お問い合わせ下さい。

Q6
円錐レンズドファイバは、研磨により作製されていますか。

A6
円錐(コニカル)レンズドファイバ、ボールレンズドファイバについては、レーザーによる溶融、あるいは熱的な加工により、先端形状を作製しています。両方を組み合わせるときもございます。
一方で、ダブルウェッジと他のアングルドファイバについては、極小の研磨がなされています。

Q7
980nm励起用のレンズドファイバを、1550nmでも使用することは可能ですか。

A7
ご使用頂けますが、波長が異なりモードフィールド径に差があるため、スポットサイズが10〜15%程度小さくなることが予想されます。またワーキングディスタンスもわずかに違ってきます。

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