SANOS - Saturable Noise Suppressor  
可飽和吸収体によるノイズ抑制デバイス

波長 1064nm、 1550nm

SANOSは、共振波長において低出力信号に対し反射率0%の
共振可飽和吸収ミラー(RSAM)を使用した、ノイズ抑制デバイスです。
左は、SANOSの透過率v.s.ピークパルス強度(I)のデータ(代表値)です。
最適な飽和強度の代表値(Isat,eff)は〜2MW/cm2です。
■ 主な用途 ■
1) パルスピッカーなど、光学振幅器に続くフリースペースでのノイズ゙抑制
2) ファイバガイド光シグナルの再構成
3) 光波長変換

これらの用途に、以下の2つのSANOSが開発されました。
・ フリースペースSANOS
・ ファイバカップルSANOS

フリースペースSANOS (FS-SANOS) - 1064nm

共振型可飽和吸収ミラー(RSAM)と、100%反射ミラー又はRSAMをもう1台使い、ビームを送ります。
パルス光ビームのノイズを取り除くことが可能です。
  −パルスピッカー通過後のパルス残余を抑えます。
  −光学増幅器のASE(amplified spontaneous emission;自然放出光)を抑えます。

SANOS transfer curve  Open Case FS-SANOS-1064-1

■ 仕様
- FS-SANOS-1064-1 FS-SANOS-1064-2
共振波長 1064nm
FWHM 17nm
ノイズ抑制率 14dB >20dB
挿入損失 3dB 6dB
飽和フルエンス 4uJ/cm2
(ノイズ抑制率10dBの場合)
8uJ/cms
(ノイズ抑制率20dBの場合)
緩和時間定数
τ〜5ps
平行ビームオフセット 2mm
ミラー RSAM1個及び
反射率90%以上の誘電ミラー1個
RSAM2個
ミラーサイズ 4mm x 4mm
ミラー入射角


ファイバカップルSANOS (FC-SANOS)-1530nm...1560nm

共振可飽和吸収ミラー(RSAM)をサキュレータにマウントしたものです。
光ファイバチャンネルでのノイズ゙を抑制します。
EDFAに続くファイバチャンネル内にFC-SANOSを挿入するだけで、光シグナルを再構成します。
FC-SANOSは一波長の振幅のみを再構成します。


■ 仕様
- FC-SANOS-15XX FC-SANOS-15XX-TEC
共振波長 1530nm〜1560nm
(5nm刻み)
FWHM 16nm
低強度透過率 3%
高強度透過率 45%
ノイズ抑制係数 6〜18
(インプット信号・ノイズ率による)
挿入損失 3dB
飽和 500mWパルスピークパワー
緩和時間定数 τ〜5ps
最大インプットパワー 1W
指光性 50dB以上
ファイバコネクタタイプ FC/PC、その他タイプも可
Cooler/Heater - -2℃〜 +80℃
※ 品番中のXXには共振波長の下2桁が入ります。例)FC-SANOS-1530
   お問合せの際は、波長をご指定下さい。


フェルールにマウントされたRSAM

TEC付

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