Crytur社

Grated Rreflectivity laser Mirror

特長

Grated Rreflectivity laser Mirror(略称GRM, GRMの中でもガウシアンミラー、スーパーガウシアンミラーが有名)は、特定の波長における反射率がミラーの表面上の位置に応じて徐々に変化する特別なミラーです。

中でも、ガウシアンミラーは、不安定共振器のビームモードをきれいにします。つまり、高次モードを抑えて基本モードの発振を促します。

また、とりわけ共振器からのビーム拡大倍率が小さい場合のビーム品質が向上します。下のグラフのように、反射率はミラーの中心位置をピークとするテーパー状になっていることで、リップルを減らし、高強度レーザーを使用した場合の損傷リスクを軽減させることができます。

GRMは、ミラーの中央で反射率が最大になり、そこから外側に向かって反射率は減少するよう設計されます。反射プロファイルは丸く、下記の数式で計算されます。

 R(r) = R0 exp (-2(r/w0)n)

R0 : 中心反射率
r : ミラーの中心からの距離
w0 : R≥R0/e2を満たす半径
n : (スーパー)ガウスプロファイルの次数

傾斜反射ミラー(GRM)

Grated Reflectivity Mirror
  仕様

     

    ガウシアンミラー
        例:R0= 36%, w0 = 0.9 mm, n = 3 at λ0=1064 nm.


  ミラー基板
  材料:   Fused Silica または BK7
  面精度:   λ/ 10 (λ=633nm)
  標準サイズ:   ø25.4×9.5 mm、ø12.7×6.35 mm
  コーティング
  設計波長:   1064nm (特注波長も承ります)
  反射率分布形状:   指定の次数nからほぼガウシアン分布またはスーパーガウシアン分布
  反射領域のサイズ:    w0 =0.5〜5 mm typically
  中心反射率:   5%から80%(誤差は反射率の高さに応じて±1%から±5%)
  残留(不要)反射率:   R0 <1/20 または<0.5%
  裏面:   設計波長のARコーティング


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