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Fibercore社のCP-IWDMは、ハイパワーのポンプ光とシングルモードの信号光を合波する為に
設計された、アイソレータ搭載のWDMです。
この2波長は、ダブルクラッドファイバ(品番:SMM900(105/125))から出射します。
信号光はSMM900のシングルモードコア内を伝播し、ポンプ光は105umのマルチモードガイド
(=第1クラッド)を伝播します。
界面でのロスを最小限に抑える構造のコアもしくはマルチモードガイド内を伝播し、CP-IWDM、
SMM900パッシブファイバ、CP1500Yクラッドポンプファイバの構造が、互いに良好な特性が得られる様に
設計されています。
SMM900からのポンプ光と信号光は、CP1500Yにそれぞれ直接入射し伝播します。
CP-IWDMは1つのコンパクトなパッケージで波長合波を行い、アイソレータの特性も有していますので、
システムの構造を簡素化出来ます。
このCP-IWDMは、Fibercore社のクラッド励起ファイバCP1500Yと共に使用する事を目的として
設計されており、下記のクラッド励起用部品が使用された包括的なシステムに適しています。
MM105:
大口径コアを有するポンプガイド用ファイバ
SMM900:
信号光伝播用のシングルモードコアとハイパワー伝送用のマルチモードポンプガイドを有する
ダブルクラッドファイバ
CP-IWDMの3本のファイバをユーザ様のシステムと融着するだけで、そのアンプは使用可能になります。
マルチモードファイバをポートPに接続し、シングルモードファイバをポートSに接続し、
クラッド励起ファイバをポートSに接続するだけです。
信号光はハイパワーのポンプ光に合波されてフィードバックからアイソレートされ、
その後SMM900ダブルクラッドファイバから出射します。
SMM900はCP1500Yとダイレクトに融着接続可能です。

■ 仕 様
| 機械的特性 |
パッケージ直径 |
5.5mm |
| パッケージ長さ |
35mm |
| ファイバ長 |
≧1m |
| クラッド径(標準値) |
125um |
| 動作温度 |
-20〜70℃ |
| 保管温度 |
-40〜85℃ |
| 引っ張り強度 |
5N |
| 光学特性 |
ダイレクティビティ(P→R) |
≧40dB |
| PMD(P→C) |
0.3ps |
| PDL(P→C) |
0.1dB |
| アイソレーション(C→P)@23℃(典型値) |
35dB |
| アイソレーション@23℃ |
≧28dB |
| シングルモード入射仕様 |
クラッド径 |
125um |
| 設計波長 |
1550nm |
| N. A.(標準値) |
0.12 |
| 最大入射パワー@1550nm |
300mW |
| マルチモード入射仕様 |
クラッド径 |
125um |
| ポンプガイドの直径(標準値) |
105um |
| N. A.(標準値) |
0.22 |
| 最大入射パワー@970mW(典型値) |
5W |
| ダブルクラッド出射仕様 |
挿入損失 |
≦0.5dB |
| シングルモードカットオフ波長 |
870-970nm |
| シングルモードのN. A. |
0.18〜0.20 |
| ポンプガイドの直径 |
105um |
| ポンプガイドのN. A.(標準値) |
0.22 |
詳細につきましては、メーカ仕様書をご参照下さい。
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