HB1060Z Zing!TMファイバ

オールファイバのポラライザ


〜 ファイバ1本でポラライザ以上の役割を果たします 〜
■ 特長

・ バンド幅100nm & 偏光消光比-30dB
  (1m長使用で-15dB、<5m使用で-30dB(典型値))

・ オプティクス不使用なので、ハイパワーレーザにも適用可能

・ 省スペースなので、小型化が要求される用途(FOGやセンサ)に最適

・ 低挿入損失

Fibercore社Zingファイバは、一方向の偏光のみを保存する、
偏光特性の良好な偏波保持ファイバです。

直線の状態でもコイルされた状態でも、高偏光消光比が得られ、
また、用途に応じて安定した広帯域伝送が可能です。

この良好な特性のキーポントは、ボータイ型の偏波保持ファイバのみが
作り出せる高複屈折にあります。

0.5mm@633nmに近いビート長で、100nmのバンド幅が得られる事により、
さまざまなパッケージ(ケーブル状やコイル状)や
光源(狭線幅レーザや広帯域なASE光源)に、対応可能となりました。

<Zing!ファイバの偏光帯域/バンド幅>

※ 速軸の減衰値が20dBとなった時の波長から、
   遅軸の減衰値が1dBとなった時の波長までが偏光帯域です。



Zing!ファイバを小径にコイルすると、偏光帯域が狭くなり、またその帯域は短波長側へシフトしますが、
HB1060Zの高複屈折性により、それでもなお、伝送帯域は広く、さまざまなパッケージに収納可能です。

 

100mのZing!ファイバをランダムに配置

これは、通常は一方向の偏波保持ファイバにとっては
厳しいテストですが、高い複屈折により、
波長1064nm付近で100nmの偏光帯域を
保つ事ができました。

■ 仕様

 品 番  HB1060Z
 ※ 現在、クラッド径80umと125umのHB830Z、HB1310Z、HB1550Zを
    開発中です。
 設計波長  1064nm
 減衰値20dB時の速軸エッジ  ≦1015nm(φ89mmコイル時)
 減衰値1dB時の遅軸エッジ  ≧1105nm(φ89mmコイル時)
 偏光消光比  >30dB
 減衰 @1064nm  ≦0.02dB/m
 モードフィールド径  7.0um(典型値)
 クラッド径  125±1um
 コア偏心  ≦0.75um
 コーティング径  245um±5%
 コーティング材質  2層アクリレート
 プルーフテスト  1%(100kpsi)
 
 【備考】
  ・ 上記は、長さ<5mのHB1060Zを使用した際の典型的な偏光帯域です。
  ・ <5m長使用時に、波長1047nmで偏光消光比>30dBが得られました。
    典型的な偏光消光比は、約15dB/mです。


メーカ仕様書はこちらから参照下さい。



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